お知らせ:現在、セッション等は準備中です

父親との関係性が、女性の恋愛を左右することがある

家族の存在は知らず知らずのうちに、人生の大切な選択場面で大きな影響を与えているものです。父親の存在も、例外ではありません。結婚相手やお付き合いする男性に限らず、自分が好きになる男性の傾向に「父親が関係している」と思う瞬間はありませんか。

自分の恋愛パターンをきっかけに、ふと思い返してみた時、父親が好きでもそうでなくても、女性は少なからず父の影響を受けているのでは?と考えることがあるかもしれません。

自分を傷つける男性に愛されたいと思う

男性との交際は、いつも上手くいかない。

良くない相手だとわかっていても、自分を傷つける同じようなタイプの男性ばかりに惹かれてしまう。周りには優しくて、自分を大切に思ってくれる男性もいて、慕ってくれているし、交際したら絶対に幸せになれるとわかっているのに、気持ちが全く動かないし興味がわかない。

人に理解されないのは承知だけど、どうしても自分を苦しめるような冷たい男性から愛情を得たい、得ないと満足できない。こういった女性も一定数いるのです。

自分では、なぜ幸せとは反対のことをしてしまうのか?なぜシンプルに、優しい男性を好きになれないのか?理由がわからない場合があるのですが、背景に父親との関係性が見え隠れしてることがあります。

父親の存在が、男性選びに影響を与える

彼女は二人姉妹で、妹の方はすでに結婚し、旦那さんはというと、優しく穏やかで誠実。仕事も安定し派手な趣味もなく、彼女はそれが満足で幸せだと言います。両女性に父親の話を聞くと、全く違ったことを言うのです。妹の方は父に対し、旦那さんに対する印象と同じように、好意的なことを口にしています。

一方で、男性との交際が上手くいかず悩む姉の、父への思いは「妹ばかり可愛がり、自分には冷たく相談に乗ってもらったり、心配する言葉をかけてもらった記憶はなく、無関心だった」といいます。

一般的に女性が最初に長時間関わる異性は、父親がほとんどでしょう。そうすると、異性すなわち男性とはこういうものだ、という基準は、父親を通して学習していくことになります。父親を肯定的に思っていれば、娘は交際相手を選ぶ際、父を見るのと同じような視点を持って男性を見るので、素直に幸せなれる相手を選べます。

逆に父から自分に対する愛情を感じることなく、冷淡だったと否定的に思うとき、自分が選ぶ交際相手には、父親とは違った優しく愛情豊かな男性を選ぼうとならずに、父と同じ否定要素のある男性を選び、そういったタイプの男性から愛情をもらいたい、と複雑な形の愛を得ようとします。父から得られなかった愛情を、自分の知る父親像と似ているタイプの男性から得ることで、当時叶わなかった愛されたい思いの穴埋めをしようとするのです。

理由を知ることは、幸せな恋愛をするためのステップに繋がる

自分にとってどんな父親だとしても「親から愛されたい」「関心を向けてほしい」「気にかけてもらいたい」と、常に親からの愛情を得たいと願うものです。当時それが叶わなかった記憶があり、そのことを認め受け入れ、父親との関係性を直視することには、痛みが伴い気持ちがついていかない場合もあるかもしれません。

いくつかの恋愛経験を重ね、自分の恋愛パターンに父との関係性が影響を与えているかもしれない、と気づいたとき、今まで心の奥底にしまっていた親子問題に、向き合うタイミングが来たのでしょう。それは自分を冷静に客観視することにも繋がり、上手くいかなかったことが事実だったとしても、当時とは別の角度から解釈しなおすことができるかもしれません。

恋愛が上手くいかないループは「どうせ、自分は幸せになることができない」といった、思い込みや固定概念を植え付け、ますます自分を苦しめることになります。繰り返しのループから抜け出すには、無理やり現状を変える努力をするのではなく、なぜそうなってしまうのか?まずは、理由を知ることが大切です。

すぐに問題解決しなかったとしても、気持ちの上で納得し、これからどうしたらいいか、未来に向けた思考をしていくことは幸せな恋愛をするステップに繋がっていくでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!