あえて意識する機会はないかもしれませんが、1日どのくらいの水分をとっていますか。
近年は熱中症予防対策で、水分摂取の大切さが広く周知されているようにも思います。
しばらく前の出来事になりますが、辛い食べ物で胃痛を起こしCT検査を受けたところ、痛みとは全く関係ない腎臓に、細かい石があることが判明しました。
「ケガの功名」というやつです。
こうして極めて初期の腎結石をきっかけに、現在は1.5ℓ以上の水分摂取が習慣となりました。
体内の慢性的な水分不足が招いた出来事
結石は比較的男性に多くみられる病気ですが、近年は女性がかかる例も多く報告されているそうで、体内で不要になった尿中のシュウ酸という物質とカルシウムが結合すると石のように固まり、やがて物質が大きくなって尿管を通ると激痛で救急車を呼んだ知人もいました。
小さい石の場合、大量の水分摂取によって自然に尿とともに流れ出てしまいます。
結石ができる原因は、食生活やストレスなどさまざまで、原因の特定は一つに絞り切れませんが、言えることは、ほぼ水分を取らない生活をしていたので、腎臓に出来た石が排泄されずいたのは確かです。
私の場合こうして早期発見につながり、全く痛い思いをすることなく、適量の水分をこまめにとり続けて、細かい石を体外に排泄できたのですが、発見が遅れて石が大きくなると大変痛い思いをするうえ、場合によっては手術も必要になるようで、早い発見で良かったと思っています。
意識して水分チャージを習慣化し、心身の未病と浄化を促す
結石に限らず脱水や熱中症、脳梗塞など水分不足に由来する病気は、数えきれないほどありますので、今では適度な水分補給を心がけていますが、以前は意識して水を飲む習慣がなく、喉の渇きを感じない状態で飲むことが大変苦痛でした。
今は浄水器の活用に、お気に入りの水や炭酸水を探したり、麦茶にして味を変えたり、水筒を持ち歩くなどして、あの手この手と工夫を重ね、こまめに摂取する習慣をなんとか身につけ、だいぶ飲めるようになりました。
適量の水分摂取が習慣になると、結石の再発もなくなり、いつも「疲れた・・・」が口癖でしたが、疲れやだるさを感じることもだいぶ減ったのです。
水分は、体内のミネラル濃度を低くし、1日あたりの尿量を保つためにも重要です。
また体の水分量は約60%と、体重の半分以上を占めているので、体にとって水がどれほど大切なのかよくわかります。
普段、疲れが取れにくいといった方は、体内の水分不足により、様々な老廃物が溜まったまま浄化できずにいる可能性もあります。心と体は繋がり、相互に連動し合っているため、身体の疲れはやがて精神面への不調を誘発し、慢性的な体調不良に移行しかねません。
近年は水分摂取の重要性が、メディアなどでも頻繁に報道されているため、ほとんどの方は意識しているようですが、心身への影響以外にも、エネルギーの観点からも、体内に適度な水分があることは大事で、ヒーリングを受けるとき、十分な水分が体内にあるほうがエネルギーの媒介がスムーズになりますし、不要なエネルギーが排泄、浄化される一助にもなります。
ヒーリングを受ける前と、受けた後は、水分をたっぷりとりましょうといわれるのは、そのためです。
水分摂取、本当に大事ですので、ぜひ、こまめに飲む習慣を身につけましょう。