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思い込みをなくすには、自ら経験したもの以外は過信しない

年齢を重ね経験値が上がったり、知っている情報や知識が増えるのと比例して、物事を判断するとき、思い込みや決めつけてしまう頻度が自然と高まります。

本来なら自らの経験を通して、初めて正しい判断だったと確認できるものですが、経験値が上がってくると実際に動かなくても積み重ねた過去のデータを無意識に引っ張り出してきて、きっとこうに違いないと予測するようになります。

過去の経験や情報、知識が思い込みを助長させる

年齢を重ね、それなりの経験値が増すと、多くの知識や情報が蓄積されていきます。

わざわざ行動しなくても、過去の経験や情報から「こういう場合は、きっとこうなるだろう」と予測が立てられるので、時短になり便利な一面もありますが、メリットばかりではありません。

過去の経験値を過信しすぎて、自分の目で見て確かめる前に、結論を出したら実は違っていた・・というのはよくあることです。

参考にするのが過去の経験ならまだしも、体験したこともない他人から得た情報や知識を鵜呑みにし、あたかも自分が経験済みで、知っているような錯覚からも、思い込みを引き起こすことがあります。

最近、自身が経験した日常の思い込みを並べてみます。

♢冬至は一年で一番日が短いと、思いこんでいた。

実際は、冬至よりも10日ほど前が一番日の入りが早い事実が、日々のウォーキングの結果判明した。

♢過去の経験から、ヨーグルト全般が体に合わないと思い込んでいた。

検証の結果、たまたま食べていた菌の種類が合わなかっただけで、別のヨーグルトに変えたら、調子が良くなった。

♢インターネットで食に関する口コミや評価を見て、美味しいに違いないと思い込んで入ったお店があまり口に合わなかった。逆に、評価の低いお店の方が好みだった。

♢信頼していた動物病院が閉院することになり、その先生の紹介で行った新しい病院もきっと我が家のペットに合う病院に違いないと思い2回ほど通ったら、全く合わずに転院することになった。

と、こんな感じで、私の思い込みによる行動が、短期間の間にあれこれと出てきます。それだけ過去の経験値や、周りから得た情報や知識に依存し、行動・判断していることがわかります。

自ら体験した事実が、思い込みを最小限にする

とにかく今は、情報社会ですよね。

自分で行動しなくても、ネット検索すればあらゆる情報が雪崩のごとく押し寄せ、取捨選択の余地もないまま頭の中にインプットされていきます。

得た情報は正しくて、見聞きした他人の知識や経験は、あたかも自分が体験して知ったかのような錯覚に陥ることさえあります。

近年は私自身も思い込みによるミスが多くて、どうしてかなと考えていたところ、自分の目で見て検証したり、体験しないまま情報を鵜呑みして判断しているからだと気づきました。

スピリチュアル的に解説してみると、同じようなことが立て続けに起こる時は、出来事を通して何かに気付きなさいというメッセージだったりするんですよね。

気付かないままスルーすると、気付くまで何度も同じような場面に遭遇することが、人生の中で幾度となくありませんか。

過去の経験や知識、情報は予想を立てる意味で利用するのは良いですが、結局は自分で動いて確かめることをしないと逆にミスが増えて、時短のつもりがロスになる場合が多くなります。

行動することが面倒で、遠回りのように思えても、実は一番の近道だったりするのです。

思い込みを最小限になくすには、過去の経験やその他の知識・情報は予測程度の利用にとどめ、あとは実際に自分の目で見て体験したもの以外は過信しないことが大切です。

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