服や靴といった身に着けるものを始め、何かを選択するとき、どんな基準で選んでいますか。
多くは「好き」「嫌い」・「やってみたい」「やりたくない」といった、「感情」を基準にした、選択パターンの採用が珍しくないように感じます。
そんないつもの感情ベースの選択基準から、自分に「合っているか」「合っていないか」といった、「調和」を基準とした選択を採用してみると、自分を取り巻くエネルギーの流れが整ったり、選択ミスを減らすことに繋がるでしょう。
感情ベースの選択基準を減らすメリットとは
以前の私が、買い物をするときの最優先基準は、「好きか、嫌いか」という、ほぼ感情ベースでした。
好きなものを選べば、気持ちが満たされるからで、調和を意識した「自分に合うか」とか「他の持ち物と合っているか」といった選択には、あまり興味・関心がなかったように感じます。
なので手持ちの洋服は、組み合わせの利かないことも多く、袖を通さず処分する…といったことや、気に入って買ったはずなのに、似合わない違和感から、2・3回の着用で、タンスの肥やしにしてしまったことが、幾度となくありました。
洋服選びに限らず、感情ベースの選択によって、上手くいかなくなることが、世の中には山ほどあるでしょう。
自分がワクワクするような、感情メインの選択だけで上手く行く人は、好きなものと、似合うものがリンクしているラッキーな方だと思います。
巷では、「好き」「ワクワク」「ときめく」を選ぶと、上手く行きますよ…的な、成功法則を聞いたことがあるかもしれませんが、すべての人がそうだとは限りません。
ご自分が、感情メインで選ぶと上手く行かない場合、自分に「合っているか」といった「調和」を意識した価値基準を採用するだけで、選択ミスの比率を下げることができるし、エネルギーラインが整い、自分を取り巻く物事が、順調になるパターンが増えてくるでしょう。
選択の基準を「合っている」といった調和を採用する
私は真っ赤な口紅が好きで、憧れますが、全く似合わないのです(*_*;
買うことで、一時の満足感や高揚感は得られるでしょうが、使わないと分かっているので、買いません。どちらかというと、ワクワクはないけど、しっくりくるし、似合うことによる調和といった、安定感を感じさせるオレンジ系を買うでしょう。
他にも「クローゼットに、黒い細身のパンツがあるから、トップスは少しゆったりめの明るいセーターを買おう!」とか、「自分はブルー系が似合うから、顔回りが明るくなる、水色のセーターにしよう」というように、「調和」を意識した選択の心がけにシフトチェンジしたことで、自分を取り巻くエネルギーの流れがスムーズになりました。
似合っているものは、はたから見ても抵抗を感じさせず、好意的な印象を与えますし、身に着けている本人にとっても心地が良いので、それだけエネルギーが逆行していない分、違和感にならずに好感に繋がるものです。
選択基準を「自分に似合うもの」・「ほかの持ち物と調和するもの」に変えることで、最初はあまり好みでなかったとしても、自分に似合っていたり、ほかの持ち物と調和している心地よさを体感していくうちに、「手に入れたものが、だんだん好きになってくる」・「身に着けた時、心地が良い」・「違和感がなくなるので、人に与える印象が良くなる」・「気持ちが明るくなる」・「ちょっとしたラッキーが起こる」といった、ゆるやかな変化が表れてきます。
買い物の失敗も減ってくるので「自分の選択に自信がでてくる」そんな変化も起こります。感情ベースで選ぶ時のような気持ちが上がるとか、ワクワクするといった高揚感とは違った、穏やかな心地よさが感じられるでしょう。
最初のうちは、感情ベースの選択を減らすことは抵抗があるものです。どんなことでも、従来と違うことをするには摩擦が起こりますが、ここを乗り越え、少しずつでも価値基準を変えてみると、これまでにはない、新しい自分に出会えるものです。