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過去を後悔し続けるのは、今動いていないから

いつまでも過去の出来事が頭から離れない、何をするにも思い出してしまい後悔ばかりが募る。

長い人生を生きていれば、こういった感情に苦しむ時期が幾度かあるでしょう。

そんな時は過去を握りしめ、立ち止まったまま前に進めず、新しい経験でもって過去の出来事が上書きされずにいるからかもしれません。

過去への後悔に、何年も時間を費やしました

仕事も人間関係もぐちゃぐちゃで、何をやっても上手くいかない。自分が何をしたいのか、どうしていきたいのかわからず迷走。そんな時期を10年近く過ごしたように思います。

地方出身の私は若い頃、なんでも揃う都会に憧れ30才になったとき、現在の生活基盤すべてを捨て、東京の職場に転職したのでした。向こうに行けば仕事に、恋愛、私生活すべてにおいて選択肢が豊富な分、上手くいくのではといった、今思えばとても稚拙な考えで、こうして文章にするのも恥ずかしくなるのですが、当時は本気で上手くいくと確信していたのでした。

先の想像はつくかと思いますが、上手くいくはずなどなく、結局半年もしないうちに環境そのものに馴染めず、何も始まらないまま逃げるように帰省することになったのです。

簡単に言えば、失敗に終わったのですが、上手くいかなかったことがショックで、どうしてあの時、もっと踏ん張れなかったのか、どうして、助けてくれる人がいたのに受け入れなかったのか・・・。当時出来なかったことが頭から離れずに反省を通り越し、後悔ばかり感じるようになり何年もの間、立ち止まり殻に閉じこもることになったのです。

今、動いて、新しい経験で過去を上書きすればいい

失敗の経験は、いつまでも尾を引くものです。経験している人なら、誰しもがわかると思います。失敗は成功の元とか、ポジティブ転換すればいいとか頭ではわかっていても、簡単に心から納得できないのが人間です。

個々の性格にもよるのでしょうが、私自身いったん落ち込むと這い上がるのに時間のかかるタイプで、過去を思い出しては繰り返し後悔する行為により、再び過去のエネルギーを生み、身体に染み付かせ、波動がいつまでも過去に固定されるので、長時間止まったまま動けない悪循環を経験しました。

立ち止まるほど後悔が増えるのは、そのためです。ある程度、自分の中で整理をつけたら、後悔のまま終わらせずに次に向かって、動き出す行動はとても大切になります。

「後悔が残るのは、今、動いていないから」その通りなのです。動けば新しい経験が生まれ、経験を積み重ねればやがて遠い昔の過去は新たな経験によって、上書きされていきます。動き出すことで、波動が変わり遠い過去を思い出す頻度も減るのに伴い、新しい経験が後悔の気持ちを和らげてくれるでしょう。

立ち止まる時間も必要ですが、必要以上の長い休憩は、動き出すのに多大な労力がかかります。少し休んだら、気持ちを切り替え次のステップに進んだ方が、ずっと自分のためになるのです。そのことにもっと早く気づいていたら、10年もの時間を過去の後悔に費やさなかっただろうなと今でも思うのです。

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