発酵食品は味噌、醤油、酢といった調味料をはじめ、納豆、キムチ、ヨーグルトなど日々の食卓には欠かせないものばかりです。
発酵食品は、本来発酵させることで食品が腐らないよう長持ちさせるのが目的ですが、エネルギー的にみても発酵食品のパワーには力強さと温かみがあり、継続して食べ続ければ免疫力UPや栄養面に加え、エネルギーを補充する意味でも身体によい影響を与えてくれるでしょう。
「どぶろく」の生きた発酵エネルギーは力強い
「どぶろく」をご存じですか。
お酒好きな方は、一度は口にしたことがあるかもしれません。
日本酒でいう清酒とは、米・米麹と水を原料に発酵させ、こしたものを指します。
どぶろくとは、こす工程をせずに発酵させた状態のままのものをいいます。
味や見た目を簡単に例えると、清酒のように無色透明ではなく、白く濁ってどろどろとしていて、甘酒にアルコールを入れたような風味です。
私の住む地域では、どぶろく特区で製造されたどぶろくが年に一度、駅前のイベントで販売されるのですが、どぶろくから発せられるエネルギーが凄まじいです。
火入れといった加熱処理のしない生のどぶろくなので、消費期限も3日と短いのですが、店頭に置かれているさなかでも、ぶくぶくと発酵し続けるため、容器が爆発しないよう蓋に小さな穴が開いています。
自宅に持ち帰っても、なお発酵し生き続けているので、そのパワーはものすごいです。日本の発酵食品の中でもNo1のエネルギーといっても過言ではないでしょう。
こういったエネルギーの強いパワーのあるものを体内に取り入れることは、自分にも少なからず影響を与えますので、お酒好きな方は、ぜひ取り入れてみるのがおすすめです。
お酒が苦手な人は、「甘酒」や「塩こうじ」の発酵エネルギーがおすすめ
どぶろくは少々癖のあるお酒なので、アルコールが苦手な方や独特な味が得意ではない方にとっては、なかなか受け入れがたい食品でもあります。
どぶろくに変わるものはないかと思っていたところ、以前塩こうじを手作りしたことがありますが、どぶろくほどのパワーでないものの、温かみのある力強いエネルギーを感じます。
どぶろくと違って、同じ米麹を使った甘酒や塩こうじは、ご自宅で作ることも可能ですし、スーパーなどでも添加物の入っていない商品も販売されていますので、気軽に力強い麹のエネルギーを使った発酵食品が取り入れられるのでおすすめです。
甘酒は飲む点滴とも言われますし、心身ともにパワーを与えてくれること間違いなしです。