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土用期間の過ごし方でハッピーになる方法とは

「土用」とは、簡単にいうと、「季節の変わり目」の期間を指します。

夏になると、「土用の丑の日(うしのひ)」といって、店頭に「ウナギ」が並びますので、「土用=ウナギ」のイメージが、まっさきに思い浮かんでしまうのは、私だけでしょうか。

日本には四季があり、「春・夏・秋・冬」と分類されますが、それぞれの季節が、次の季節に向かって、移ろっていく期間が必ずあります。

例えば、春から急に夏になるというよりは、徐々に夏に向かいますよね。その「徐々に」のあいまいな期間が土用になります。

→冬土用(18日間)→→春土用(18日間)→→夏土用(18日間)→→秋土用(18日間)→…といった、季節と季節の「間」の日数が、土用期間に該当します。

毎年、1日か2日ほど前後しますが、「いつからいつまで」といった日付が、ちゃんと設けられています。

そんな季節の変わり目である「土用期間」ですが、「控えたほうがよいこと」「積極的にやるとよいこと」「気を付けること」「食べるとよいもの」など、いくつかありますので、ぜひ、参考にして活用してみてくださいね。

2024年
土用期間遠方旅行を避けた方が良い方位(月建方位)

冬土用  1/18~2/4まで   北東
春土用  4/16~5/5まで   東南
夏土用  7/19~8/7まで   南西
秋土用  10/20~11/7まで  北西

土用期間に控えたほうが良いこと

四季を問わず、土用期間中、「土を動かす作業」は、上手く行かなかったり、体調を崩しやすくなるため、できるだけ控えたほうが良いとされています。

それは、「土公神(どぐじん)」といって、「土を司る神様」が、静かにしていたい期間なので、土をいじられることで怒りを買うと言われています。

具体的には「草むしり」、「畑作業」、「ガーデニング」、大きい作業ですと、「家の増改築」、「地鎮祭」などが当てはまります。ただし、土用期間前から始めていた作業で、引き続き継続作業する場合は、問題ないとされています。

記事を書いている直近の出来事では、私の母が、春土用に花鉢の植え替え作業をして、アレルギーが悪化しましたし、友人が体調を崩して、会う約束がキャンセルになりました。

他にも、「新しいこと」「大きな決断や意思決定」「契約ごと」「*月建方位への旅行」は、なるべく土用期間は控え、行動するなら、なるべく土用に入る前か後にするとよいでしょう。

それは、季節の変わり目で、体調を崩しやすく、精神的に不安定になりやすい期間でもありますので、無理をしないほうがよく、具体的には、「就職・転職」「結婚」「住宅の購入・引越し」「開業・開店」「*3泊4日以上の遠方旅行」などが該当します。

*月建方位(げっけんほうい)=その月を司る十二支の方位で、土用期間中は、その方角への3泊4日以上の遠方旅行は避けた方が良いとされています。

土用期間の骨休め「間日」

実は、土用期間中には、「間日(まび)」といって、土公神が天に戻るので、土いじりなどをしても大丈夫という日が、いくにちかあります。

各季節の土用期間は、約18日間ずつもあるので、がんじがらめになっては、日々の生活に支障が出たり、ストレスになるので、「どうしてもこの期間にやらなければ!」という時、「間日」を選ぶと良いでしょう。

「間日(まび)」は、インターネットで「20〇〇年 土用 間日」で検索すると出てくるので、カレンダーに書いておくと良いですね。

土用期間に積極的に行うと良いこと

ここまでの話だと、「土用期間」は、制限が多くて、面倒と思われたかもしれませんが、悪いことばかりではありません。

季節の変わり目なので、どうしても、体調管理が難しく、新しく派手な行動や大きな決断は、向いていない期間ではありますが、逆に、積極的に行うと良いこともあります。

具体的には、「断捨離」や「お家の掃除」です。不要になったものを処分したり、綺麗にすることで、心の整理にも繋がったり、埋もれていた大切なものが浮上して、気づきが得やすくなります。

他にも、「じっくりと未来への計画を練る作業」や「本を読んで自分を高める」「コツコツと継続していく、スキル磨き」は、ラッキーアクションになります。

それは土用=土=育てること、なので、こういった行動は、実を結びやすいです。

土用期間中は無理をせず、ゆっくりとリラックスして過ごすことを心がけ、心身のリフレッシュと思ってがっかりせずに、出来ることをして、土用明けにスムーズに動けるように、活力を蓄えていきましょう。

四季ごとの土用の食べ物と気を付けることとは

土用は四季ごとに、年に4回訪れますが、それぞれの季節ごとに食べたほうが良いとされる食べ物や、気を付けると良いことがあり、上手に活用して、英気を養っていきましょう。

「春土用」の期間は、五月病、鬱症状といった精神が不安定になり、落ち込みがちになりやすいですので、「春土用期間中の戌(いぬ)の日」に、「い」の付く食べ物や「白いもの」を食べると良いとされています。

例えば、「イカ」「いわし」「いわな」「イチゴ」「いんげん」「こんにゃく」「大根」などですね。

「夏土用」の期間は、暑さでスタミナ不足や夏バテになりやすいことから、「夏土用期間中の丑(うし)の日」に、「う」の付く食べ物や「黒いもの」を食べると良いとされています。

例えば、おなじみの「うなぎ」「牛肉」「梅干し」「うどん」「ウリ科のきゅうりやスイカ」「ごま」「海苔」などですね。

「秋土用」の期間は、夏の疲れが出やすくなることから、「秋土用期間中の辰(たつ)の日」に、「た」の付く食べ物や「青いもの」を食べると良いとされています。

例えば、「さばやサンマなどの青魚」「たこ」「大根」「玉ねぎ」「大豆」「卵」などですね。

「冬土用」の期間は、風邪やインフルエンザなどの感染症や伝染病にかかりやすいことから、「冬土用期間中の未(ひつじ)の日」に、「ひ」の付く食べ物や「赤いもの」を食べると良いとされています。

例えば、「ひらめ」「ひじき」「リンゴ」「トマト」「パプリカ」などですね。

土用期間を味方につけてハッピーになる

「土用期間」は、季節の変わり目で、疲れが出やすかったりと、精神や肉体を休めるために、先人たちが自然のサイクルを生きる中で見つけた、理にかなった知恵とも言えます。

土用期間だからと、あまり神経質になりすぎると、逆にストレスに感じたり、振り回されて行動出来ないのは、本末転倒ですので、日々の生活に上手く取り入れ「味方につけて、上手に活用して、ハッピーになっていく」といったスタンスが、一番、良いのかなと私は思っています。

とても便利で快適な生活を送れるようになった現代でも、季節のサイクルに合わせた生活や暮らしの知恵を生かすことを心がければ、心身ともに健やかな日々を過ごせますし、「思いっきり動く時」と「少しお休みする時」の好機を知り、バランスを上手に取れるようになると、1年を通してメリハリのある生活が自然とできるようになるでしょう。

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