最初はやる気満々で、情熱を持って始めたはずなのに、いつの間にか空気が抜けていく風船のように、気持ちがしぼんでしまう。
新しいことに取り組む数が増えるほど自信がつくどころか、辞め癖がついて自己否定の連続。
結局何をやっても続かない・・。
そんな負のレッテルを自分につけてしまい、セルフイメージは下がる一方。
新しいことを始めたのに情熱が続かず、投げ出してしまう理由ってなんだろう?あきっぽい性格だから?そもそも情熱なんて幻想?
そんな悪循環のスパイラルに陥った経験から、物事が続かない5つの理由と対策を分析しました。
物事の辞め癖がついてしまった数々の経験
スポーツクラブに心理学の通信講座をはじめ、興味が湧くと片っ端から申し込むのですが、しばらく続けていくうちに途中で飽きてしまい、いつの間にか辞めてしまう。
こんな経験を、数年のうちに何度も繰り返していました。
15年以上も前になりますが、辞めてしまった経験の一つに「アロマハンドリラックス」というエッセンシャルオイルを使用したハンドマッサージ技術習得のため通った短期スクールがありました。
当時、仕事も私生活もぱっとしない日々で、この先どうしようかと悩んでいた時、何か資格をとって生活を新しくリセットしようと通い始めたのですが、途中からいつもの如く嫌になってしまい、最後まで習ったものの試験も受けずにフェードアウトしました。
「新しいことを始めては、すぐに飽きてやめてしまう」
こんなことを幾度となく繰り返し、そのたびに、なぜ辞めてしまうのか?と分析し、反省することもなく、ただ自己嫌悪に陥っているだけで、今度こそ!!といって、また別のことを始める始末でした。
アロマハンドリラックスのスクールは、さすがに料金もそれなりでしたので、辞めてしまった理由をスルーするわけにいかず「なぜ新しく始めたことが継続が出来ずに、辞めてしまうのか」これまでの経験を踏まえて分析しました。
物事が続かず辞めてしまう理由と対策とは
物事が続かなくなり、辞めてしまう理由と対策として
新しく始める事への動機や目的があいまいで、達成した後どうなりたいかまでの具体性に欠けている。
同時に習って最終試験を受けて合格した同期は、会社員時代に体を壊したので、資格をとって自分のお店をオープンする!といった目的や動機、結果までが具体的で明確でした。
動機や目的、目標が自分を満足させることだけに限定されている。
資格を取った同期は「自分のお店を出して、体を壊した人を癒したい」と自分のためでもあり、人のためにもなる目標設定をしている。
一方私は、漠然と生活を心機一転させるといった自分を満足させることだけが目的だったため、継続するモチベーションがどうしても弱くなる。
モチベーションを保つための工夫がない
同期はお店をオープンさせるために楽しそうに準備を平行させていたのに対し、私は作業をしているようでした。
長く継続していくには、やっていて楽しい気持ちになるとか、一緒に頑張る仲間がいるなど、それなりの工夫が必要です。
そもそも自分に合っていない
想像以上に体力が必要なうえに、人の体に直接触れるハンドマッサージは、相手のエネルギーが直に干渉してくるので、エネルギーに敏感な私の性質に全く合わなかった。つまり、自分のことすらもよくわかっていなかったのです。
自分を良く知っている人は、失敗の確率が低いです。それは物事を始める前に、合わない選択肢を省くことが出来るからです。
潜在意識が現状維持しようとする。
何事も継続するとか、習慣にするというのは簡単なことではありません。
「潜在意識は人の意識の97%を占め現状維持が好きで習慣を変えようとすると、変えさせないようにする」といった本能が働くため、習慣化するのはとても大変なのです。
ハンドマッサージを練習しようと毎日1時間と決めてやるのですが、さぼる方向に引っ張られてしまい結局続きませんでした。
おそらく、いきなり毎日1時間などとハードルを上げすぎて、潜在意識がやめるように働いていたようです。
一日置きとか、10分づつとか、少しづつ始めれば良かったかもしれませんね。
【まとめ】物事を続けるための対策
①動機、目的、目標を明確に、具体的にする
②達成後の目標が自分の満足のためのみでなく、誰かの役に立つものであること
③やっていて楽しいなど、モチベーションを保つ工夫をする
④自分を知り、合うものを選ぶ
⑤潜在意識を慣らすために、負担にならない程度に少しづつ取り組む。
新しく何かを始めようとするとき、5つを参考してみると、物事が継続できずに悩むループから抜け出せるかもしれません。