人間は「肉体」と「霊体」の二つで成り立っています。
肉体は可視化できますが、霊体は私たち一般人の肉眼でみることができないため、いまいち存在自体がピンとこないかもしれませんが、近年、ようやく「オーラ」「チャクラ」「エネルギーフィールド」といった言葉が、普通に聞かれるようになりました。
オーラとチャクラとは
人の体の周りを取り囲むように、「霊体」という、目には見えないエネルギーフィールドが存在します。
一般的には、オーラなどとも呼ばれ、十数年前「オーラの泉」というテレビ番組があり、その影響もあってか、オーラという言葉は、その頃から世間一般に、認知され始めたような記憶がありますから、エネルギーフィールドよりも、オーラといったほうがピンとくるかもしれませんね。
この世に存在するすべてのものは、個々の周波数をもって振動し、人に限らず宇宙のありとあらゆるものにオーラはあります。
オーラは通常、肉眼で視るのは不可能で、優れた体感覚の発達した人でなければ、エネルギー的にもわかりませんし、第3の目といった、霊的な視力が発達している人でなければ、視ることもできません。
とりわけ人の肉体を包み込むオーラは、大きく分けると4つの階層があると言われ、さらに細分化すると7層、9層とも言われています。
目の使い方を訓練すれば、ぼんやりと白っぽい膜で覆われている1層くらいは、誰でも見ることができますが、2層目以上になると、状況で変わる人の感情を表す層と、人の変わらない本質を表す層が、色のエネルギーとして見え、さらには形状や質感まで捉えることができたり、過去や未来の情報までも把握が可能で、それは優れた霊視力に加え、より浄化の進んだ高い霊性が必要となってきます。
ここまで深くオーラの情報を視ることが出来る人は、ごく一部の人に限られてきますが、著名人を見て「あの人には、オーラがある！」と表現したり、「空気を読む」といったように、近くにいる人たちの感情や思いを会話をせずして感じ取るなど、オーラは普段は可視化できずとも、誰もが自らを受信機として、相手のもつ存在感や、大まかな雰囲気を無意識に感じ取っているものです。
チャクラはサンスクリット語で「車輪」を意味します。こちらもオーラと同様、霊的な器官であるため、肉眼では見ることが出来ず、霊視の出来る、ごくごく一部の限られた人でなければ、視ることはできません。
一般的によく知られるチャクラは、7つあると言われていますが、実際のところは、血管のように体内のあらゆるところに無数に張り巡らされているようです。
主要な7つのチャクラは体の中心に沿って並び、一定の振動数を持って回転しながら、オーラというエネルギーフィールドを生み出し、チャクラがバランスよく回転することで、エネルギーが停滞しないよう循環させる役割があり、オーラとチャクラは密接な関係をもっています。
肉体と霊体は繋がっていますので、私たちの肉体や精神体に不調がある時は、オーラにも陰りがみられ、チャクラの状態も不安定になり、回転が遅すぎたり早すぎたり、マイナスエネルギーの影響で詰まってしまうといったことが起こってきます。
それが常態化すれば、健康を害したり、人生が上手くいかなくなる価値基準や信念を作り出すといった、不安材料として現れてきます。
このように、可視化できずとも、オーラとチャクラは、互いに深い繋がりをもち、人の肉体・精神体へと多大な影響を与えています。
マイナスエネルギーとは
スピリチュアルに興味・関心のある方なら、一度は「マイナスエネルギー」とか「ネガティブエネルギー」といった言葉は、聞いたことがあるかもしれません。
人から愚痴を聞かされたあとや、否定的な感情や汚染されたエネルギーを抱えている人との関わり、病気など具合の悪い人と時間を共有したり、汚れた環境や空間で過ごすこと…
他にも、自分の内側から湧き出る強烈な怒りだったり、ストレス、心配事や不安なことが、頭から離れずにいるとき、他者に対する否定心といった感情が沸いたときなど、心と体に重たいものを背負って、どっと疲れがでることはありませんか。
それ以外にも、ただ人と会ったり、何気なく空間を共有しているだけなのに、疲れてしまったり、という人は少なくないと思います。
個々のオーラの大きさは、平均すると両手を広げた範囲くらいにはなりますので、何もしていなくてもお互いのエネルギーは干渉しあうために、人と関わる以上、影響は受けてしまいます。
これらはごく一部ですが、こういったものが「マイナスエネルギー」「ネガティブエネルギー」といって、無意識のうちに、他者や環境からもらってしまったり、自ら生み出すことが日常的に慢性化することで、私たちの心身に付着します。
普通に生活していても、自然に影響を受けてしまう私たちのオーラとチャクラは、よほど気を付けてケアしていない限り、いつもクリーンで綺麗な状態を維持できている人は、多くはないでしょう。
マイナスエネルギーが及ぼす影響
私たちの身体を覆うオーラと呼ばれるエネルギーフィールド、そしてチャクラですが、いつも綺麗な状態なら、心身も健康でいられますが、日常を通して「マイナスエネルギー」や「ネガティブエネルギー」の受け続けていると、心身に様々な影響を及ぼします。
「マイナスエネルギー」の蓄積は、健康な体を蝕んでいったり、「自分は幸せになれない」「何をやっても上手く行かない」といった、間違った思い込みからくる信念や価値観を作り上げ、本来幸せになれるはずなのに、それを自ら遠ざけることを無意識にしてしまったり…
人づきあいにおいても、些細なやり取りをネガティブに解釈し、人間関係をこじらせてしまったりと、望まない人生や、もうやめたいと思ってるサイクルを、何度も繰り返し続ける要因にもなります。
マイナスエネルギーから身を守るには
日頃から、自身のエネルギーを整えていくことは、人生の運気にも関わっていきます。
そんな私たちに悪影響を与える、マイナスエネルギーの付着を、最小限にするためには、地道な日々の積み重ねが必要です。
自らが否定心を生み出さないよう、怒りやストレスをため込まない、悩み事を抱え込まない、他人のネガティブなものに干渉されないようする、汚染された環境に近づかない…
規則正しい生活習慣を送る、運動をする、たっぷり睡眠をとりエネルギーを補充し心身を強化する、あらゆることへの否定心を持たない心がけ、といった、基本的な取り組みを、地道に継続していくことが有効です。
とはいえ、社会で生活している私たちにとっては、正直、完璧に防ぐことは簡単なことではありませんので、ご自分で出来る取り組みをしつつ…
定期的にヒーリングを受け、クリアリングして、浄化や排泄を促すことを習慣化することで、付着してしまったマイナスエネルギーを浄化し、本来から備わっている周波数に近づけていくことで、人生の運気を落としかねない悪循環を、防ぐ手助けとなるでしょう。
