「変わりたいのに、変われない」といった悩みをお持ちの方が少なくないように思います。変われない理由は様々ですが、特に未経験のことに至っては「始める前から、私には合わない」といった固定概念や信念による思い込み、他にも経験や常識を元に「きっと私には出来ないはず」といって挑戦する前から諦める癖が、日々同じ繰り返しから抜けられない、を常態化させ「変われない」を固定化させているパターンが多いと感じます。
子ども頃は黙っていても、新しい経験は周りの環境によってお膳立てされていたけれど、大人になるにつれ、能動的にならないと新しさに触れるチャンスは減っていきます。他にも失敗による苦い思い出や時間を無駄にした経験から、また失敗するのでは?といった恐れから、やらない選択をし、そのまま自分を守るための行動が普通で当たり前になると、新しい体験は減るので「変化」の機会は、どんどん失われていくでしょう。
自分の障壁を乗り越えなければ、変われない
婚活パーティーに誘われたとします。行った経験がなくても「こういうところに来る人に誠実な人は居ないはず。行くだけ無駄」そんな思い込みがあり、本当は行きたい気持ちがあるのにいつものごとく、行かなかった。他にも入社以来、事務職一筋だったのに、上司から「営業に挑戦してみないか」と打診され、未経験だし不向きな気がするので、お断りした、などなど・・。
経験値が増すにつれ、思い込みによる行動の取捨選択は多くなり、結局いつものパターンを優先すれば、同じ結果が繰り返されるのは当然で、人生に新たに起こる変化も少なくなります。確かに過去の経験から逆算すれば無駄を回避し、効率よく動ける利点はある反面、チャンスを逃していたり、新たな経験から生まれる可能性をつぶしてしまう場合もあります。
実際婚活パーティーにも、誠実な人が来ているかもしれないし、営業職もセンスがあってお給料が上がったり、思いがけず嬉しい出会いが待ち受けていたり、反対にやっぱり予想通り上手くいかないことだってあるかもしれないけど、挑戦、行動してはじめて真実がわかるもので、最初からやらないとなれば、チャンスさえもはねのけた挙句、いつもと変わり映えのない日々が繰り返されるだけです。
いつもと同じ毎日は、安心・安全で居心地が良いかもしれませんが、変わりたい気持ちがあるのなら、これまで当たり前としていた自分の限界や常識といった壁を乗り越える必要があるでしょう。
精神面での納得と身体の不要なエネルギーをクリアにすることで、ブレークスルーできる
思い込みによる行動しない判断や目新しいことへの挑戦に極度の抵抗を感じて尻込みしてしまう態度は、変化を妨げ、自らのチャンスを逃す結果に繋がります。日頃から「新しいことを避ける」「過去の経験や知識、既存の情報に基づいたものしかやらない」といった自分の信念や固定概念に従うことばかり優先させていると、人生が単調で、つまらないものになっていくでしょう。
新しい自分に変わりたいとか、停滞を打破したいとか、そんな気持ちが少しでも心の片隅にあるのなら、今まで自分の中で「ナシ」にしていたものを「アリ」にしてみる。信念をブレークスルーする、つまり自分の前に立ちはだかる既存の壁を乗り越えることが必要になります。言葉にすると簡単ですが、壁を乗り越えるには多くのエネルギーを必要とするため、現実には大変で、何度も心が折れ、元の状態に引き戻されたまま、何年も同じ場所に留まり悩み続けることは、よくあるのです。
私も経験済みなので、よくわかりますが、新しいことに挑戦しなければ変われない事実に気付いて行動しようと試みても、感情が邪魔をして、動けない、動いてもすぐ元に戻ってしまうといったジレンマに苦しんでしまうのが本当のところかもしれません。また、壁を乗り越えようとするとき、必ず試練ともいえる出来事がこれでもかというほど訪れ、まるで乗り越えられるかのテストをされているようなことが起こります。
こうして人が何度も自分の障壁を超えられずに、変われないパターンを繰り返してしまうのは、頭の中だけで理屈を納得しても、身体に染み付いた過去からの不要になったエネルギーが邪魔をして、行動に至るまで心が追いついていかないからです。そんな否定的な思い込みや古くなった感情を取り除くには、理屈による精神面での納得だけでは難しく、身体に染み付いた不要なエネルギーを取り除くといった両面からのアプローチが必要になってきます。
そうすることで波動変容がおき、感情面での抵抗が薄れ、新しい挑戦がスムーズに出来るようになるでしょう。またわかっているのにできないストレスからの解放に繋がり、本来お持ちの波動で新たな経験を積み重ねていけば、人生が充実したものへと変化していくでしょう。