個体差があるものの、一人の人間が1日に食べられる食事量が決まっているのと同様に、エネルギーも1日に使える総量は、呼吸法や瞑想など、スピリチュアルなエネルギーワークを実践されている特殊なケースを除けば、普通はほぼ決まっていると言えるでしょう。
空気と一緒で、可視化できないエネルギーは無限であり、私たちはいくらでも取り込める前提でいるため、気に留める機会も、意識することすらないのかもしれませんが、一日に使えるエネルギー量に限りがあるとわかれば、必要なことに有効に使っていこうと能動的な気持ちになるものです。
「思考・妄想・感情」はエネルギーを消費する行為です
普段から考えてばかりで行動に移せない人は、思考にエネルギーを使う比重が高いため、動くのに必要なエネルギーが下に降りず身体まで廻ってこない可能性が高いです。
一日に使える分を思考のためにすっかり消耗してしまい、行動に使える余力がわずかしか残っていない状態なのです。思考するのにエネルギーを使うの?と疑問視するかもしれませんが、「考えること、思うこと、感じること、妄想すること・・」目には見えませんが、しっかりとエネルギーを消費する行為です。
私も割と思考するのが得意なのとエネルギーに敏感で、ちょっとした情報がきっかけでアンテナが反応し、意識しないと何時間も考え事をしてしまうという、もったいない時間を過ごす日が時たまあります。
一つのことを考えていると、どんどんアイディアがひらめいて、枝葉のように思考が止まらなくなり、行動前提で内容を書き留めるているつもりが、時間を置いて見直すと、現実には実行不能な行動できない、使えないアイディアも少なくなくありません。
行動が伴わないアイディアは、どんなに内容が良くても、使えないただの妄想と一緒です。
こういったことが時たまある人は、思考に使う比率をさげて、体を使って経験、体験することにシフトしていくように見つめ直してみると良いです。
1日に使えるエネルギーを体全体に巡らせ、バランスよく使っていく
「思考、妄想、感情」といった精神的なことは、思っている以上にエネルギーを消耗する行為で、体全体にエネルギーが巡らなくなるので、時々行動力が低下するといった程度なら、意識すれば比較的すぐに改善できますが、精神世界への過剰な興味や関心によって、頭頂付近のエネルギーを使う行為が常態化してくると、体全体のエネルギーが常に枯渇し、三次元の現実世界で行動を伴う生活全般全てが、壊れてしまう危険性があります。
スピリチュアル的にいうと、地に足をつけた生き方といったグラウディングが弱くなり、現実に根差した、仕事をするとか、人付き合いをする、規則正しい生活、食事をとるといった、基本的な行動が難しくなることもあるのです。
エネルギーに敏感な人や、精神世界といったスピリチュアルに興味のある人は、特に意識しないと思考の方にエネルギーが持っていかれる可能性が高いです。
人生は行動して、経験を伴ってこそ価値があると思いますので、自分の持っているエネルギーをバランスよく効率的に使うためにも、思考と行動のバランスが取れるように、思考に割く時間を意図的に短くしていくことを心がけましょう。